フロントW化を考える
dahonのバイクをフロントW化する場合に気になるのはチェーンラインの問題でしょうか。
左はアウター・トップ、右はアウター・ローの状態です。
かなりチェーンがねじれてますね。でも、この状態でクランクを逆回転させてもチェーンが落ちることはありません。
フレームは2007 speed P8、BBは107mmを使用しています。
フロントでのチェーンラインは48.9mm位になっています。
「チェーンが落ちる」という話をよく聞きますが、私はその経験がありません。
FD付けているからかもしれませんが、metroでフロントWのFD無し状態でも落ちた事無いんですよ。
リヤを変速したタイミングでのチェーン落ちならば、変速の瞬間のチェーンのバタつきがそのままフロントのチェーンリングへ到達し、左右どちらかへ落ちると想像できるのですが。
チェーンラインを変えることで解消できるのかどうか、不明です。
BB軸長のベストな数値っていくつなんでしょ?
ちなみに私はクランクを取付た時点で、目視で長い短いを判断しています。
このフレームの時はmetroで使っていた113mmを最初付けて、「あっ、長い」と思ったので、110mmか107mmどちらにしようかと考え、107mmを選びました。(というか買いに走った。)両方手持ちであれば、両方試したかもしれません。
そんな訳で110mmでもいけたかなと思ってます。
107mmだと左クランクとスタンドのクリアランスはギリギリです。
すきまは2mmあるかないかです。初めは当たってました。スタンドの取付ボルトをゆるめ、少しフレーム側に押し込みながら締め付けています。
次に107mmBBの時にFDは取付られるのかという問題ですが、もちろん付いているわけでして。たぶんこれが限界だと思います。インナー時にFDのリンク部分がシートチューブに干渉していて、これ以上内側には寄せられません。
黒い樹脂のローラー状の部品が当たっています。でも、この状態でインナー・ロー、インナー・トップと使用できますのでOKです。
私のFD取付ブラケットはFD本体の取付ボルト芯がシートチューブ表面から7.75mmで設計しています。現状の位置では上記のようにこれ以上は寄せられません。
あと10mm位FDを後ろ側にオフセットする手もあるかと思います。そうしたほうが変速性能がよくなるのではないかと考えていますが、まだ実行するに至ってません。
dahonの場合はこのシートチューブの太さがW化、特にFDの取付でネックになっているかと思いますが、物理的に不可能な話では無いということです。
(もっとも、形状的に難しいというケースもありますが...。)
あと、試してみたいのはホローテック2のクランクを使用できないかどうかですね。
チェーンライン的には問題無いと思うのですが、やってみないと判らないし。
ネット上でも「やったよ」っていうのは見ないし。
あと、私が上げた実例は2007 speed P8のフレームの場合です。
年式が変わると寸法等々変更があるようなので、ご注意ください。
| 固定リンク
「パーツ・メンテナンス」カテゴリの記事
- 油圧ホースルーティング(2019.06.23)
- フロントフォーク交換(2019.05.19)
- フロアポンプ交代(2019.05.12)
- フレーム溶接(2019.04.28)
- 出動準備(2019.04.20)
「フロントW」カテゴリの記事
- 暗黒な「Tikit」(2009.05.17)
- スモールパーツ(2008.10.25)
- FDワイヤー受け金具2(2008.10.19)
- FDワイヤー受け金具(2008.10.13)
- 白い秘密基地(2008.02.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント