こまごまメンテネタ
メンテネタをいくつか。
1.「OLDのフレームロック部の板バネの取り外し方」
yabeさんよりお問い合わせをいただいた件です。
板バネ自体は1本のネジで止まっているだけですので、これを外せばOKです。
次にヒンジそのものを外すには、まず2本のヒンジピンのスナップリング(軸用C形止め輪
φ10)を 外します。
スナップリングプライヤがあったほうが作業が楽です。
軸用、穴用、軸穴兼用がありますのでご注意。
スナップリングが両方とも外れたら、ピンをコンコン叩いて2本一緒に抜きます。
圧入されている箇所はありませんので、そのまま分解できます。
分解した状態がこちら。
フォーク側の前三角側のピンはレバーと一体になっています。
もう片方は短いピンにロッドをねじ込んで固定されています。
このネジで締め付け時の力を調整する構造になっています。
2.「OLDの変速ワイヤー取り回し」
内装3速仕様のOLDの場合、矢印の部分がアウターエンドとなります。
パッと見、アウターガイドに見えますが、エンドとして使うため穴の片側は径が小さくなっています。
私が入手したcurveのホイールにはアウターエンドとなる黒いブラケットが付属していましたので、とりあえずそれを使っていますので、このアウターエンドは使わずじまい。
昨日のオフでtakuさんから、「ここ通せばいいんじゃない?」とご指摘受けまして、
「なるほど、それでいいか!」ってことで...ドリルでガリガリ。
こうなりました。余計なインシュロック止めがなくなりすっきりしました。
3.SPEED P20
うちの主力機でありますSPEED 451改ですが、実はいつの間にかリヤ10速で
SPEED P20となっております。(^^;
以前のエントリーでアルテSLのSTIレバーの入手を紹介していましたので、
私的にはそれで充分と考えていました。
(10速化にはSTIの価格がネックなので、それをクリヤしてしまえば終わったも同然)
しかし、「ブロガーはきちんと紹介しなくちゃダメ」とダメ出しを受けてしまったので
遅ればせながらご紹介いたします。
アルテグラSLのSTIレバー。これでこのSPEEDはFULLアルテSLとなりました。
もちろん、リヤスプロケも10枚に。
歯数は12-25T(12,13,14.15.16,17,19,21,23,25)から16Tを外して代わりに
11Tを入れた11-25Tの小径仕様。(^^;
フロントはコンパクトクランクで50-34Tなのでトータル歯数は30枚。
(50-34)+(25-11)=30、ショートゲージRDのトータルキャパシティは29T。
キャパをオーバーしているのですが、チェーン長さを詰めてなんとか使えています。
チェーンはKMCの10速用を使っています。(別に先日会社にKMCの営業マンが来た事とは何の関係もありません。それ以前に購入していましたし)
以前はシルバーだけでしたが、お店で見たらゴールド仕様もありましたのでゴールドです。
9速の時はシマノのチェーン+KMCのミッシングリンクで使用していましたので
10速用は初めて購入するので、最初からKMCにしました。
デュラチェーン+ミッシングリンクと価格的にはたいして変わりないし、色がゴールドですから。(笑)
| 固定リンク
「パーツ・メンテナンス」カテゴリの記事
- 油圧ホースルーティング(2019.06.23)
- フロントフォーク交換(2019.05.19)
- フロアポンプ交代(2019.05.12)
- フレーム溶接(2019.04.28)
- 出動準備(2019.04.20)
「OLD DAHON」カテゴリの記事
- たまには革でもいじるか!(2018.07.29)
- お花見~(2018.03.31)
- CNC計画発動(2017.01.22)
- ロックナット発掘!(2017.01.15)
- 思い出したかのようにold dahonをいじる(2016.08.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
前からオールドダホンのレストア記事を読ませてもらっています。つい先日親の田舎である青森県でオールドダホンの中古を買ってしまった埼玉のbottiです。青森に置いてきてしまい、今度のお盆に車で道具を積んでいって行ってグリス差しからやってみたいと思います。これからもitaさんのブログに寄らせてください。
投稿: botti | 2008年4月 6日 (日) 22時03分
私が余計な事を言ったばかりに?早速のドリル加工ですか(^_^;)
加工後はずい分すっきりしましたね。
投稿: taku | 2008年4月 6日 (日) 22時21分
いや~~ありがとうございます。
最近、家に帰ってリビングでオールドダホンのレストアを楽しむ毎日です。妻からは変人扱いですが、気にしません。「金属は磨けば磨くほど輝くますので・・・。」と言うと「はいはい~」と言われます。レストア中のピクニカも仕上げなくてはいけませんが・・・。(苦笑) さてオールドダホンには製造場所や時期によってパーツが違うようですね・・。参考になります。
写真を送付しましたので、BBの取り外し方などのアドバイスをください。基本的にはたぶん同じなのかもしれませんが・・。
投稿: yabe | 2008年4月 7日 (月) 13時53分
本来はオールドの守備範囲である「まったりポタ」が関東では修行に近いようですね。(笑)
軽ければ輪行ポタに使えますが、車に積んで移動先の足が正解かもです。
投稿: ふみまろ | 2008年4月 7日 (月) 17時49分
フルアルテSLですねー。
34-25丁、これなら富士山一周楽勝ですよ(笑)
投稿: marty | 2008年4月 7日 (月) 21時34分
>bottiさん
ヤマ行この掲示板で拝見していましたよ。
なんかすごい掘り出し物という感じですね。
遠くに置いてあるというのがもったいないですけど、
はいはい、どうぞいらしてください~。
>takuさん
日曜日にフレーム掃除をしていて、やっぱりあの一言が気になって穴あけちゃいました。(^^;
でも、見た目がすっきりしてよかったですよ。
>yabeさん
写真ありがとうございます。
近いうちにブログで紹介させていただきます。
「はいはい~」その軽い返事がナイス。
うちも一緒です。(^^; >カミさんの反応
>ふみまろさん
いや~、参りました。最初の話では30km程度と聞いていたのですけど...。(^^;
うちのはmetro程度の目方になったので、輪行ポタには充分対応できますよ。
サイクリングロードを走るよりは街中を走る方が似合っているかもです。
>martyさん
富士山ですか...。現時点ではちと弱気です。
今年の目標はあくまでも「栄村完走」
それに向けてコンディションを調整していきたいと思ってます。
Team小径も45kmとか言っている人が多く、足並みが乱れそうです。
投稿: ita | 2008年4月 7日 (月) 22時21分
うちの2号機のヒンジ部、実はピンが落ちかけていたんです。スナップリング・・・だよなぁ・・・と思っていたのですがやっぱりそうでしたか。
さっそく今度スナップリングを調達してみようと思います。
これが解決できれば、2号機も心配なく折りたたみができるようになります。
投稿: じょん@高崎 | 2008年4月 7日 (月) 23時31分
>じょんさん
あそこの軸にはなぜか溝が2カ所ありました。
うちのだけかもしれませんが。
奥側の溝を使うほうがいいみたいです。
ピンのところにガタがでないので。
ストップリングのサイズはφ10ですのでお間違えなく。
投稿: ita | 2008年4月 8日 (火) 07時54分
>itaさん
ロッドのことなんですけれど、質問させて頂いていいでしょうか。コレ、ピンの穴にささっているだけでしょうか。
2号機のピンが落ちる原因は、ロックを解除した際にレバー側の短いピンから外れてしまうためであることが判明しました。
長めのネジを切って、ナットで固定することも考えているところなんですが。。。
投稿: じょん@高崎 | 2008年4月14日 (月) 23時05分
>じょんさん
ロッドの先端にはネジが切ってあり、短いピンにねじ込んで
いますので抜けることはないです。
また、そのネジでレバーの締まり具合を調整するようになっています。
その反対側のことかな。
縦のピンに対し貫通していますが、そこは上記のネジ込みの
ためにクルクル回る構造ですね。
押し、引き両方の力にも抜けないようになっていたと思います。(写真でも一体物で写っているし)
ということは何らかの抜け止めがあるわけで、それが取れて
無くなっちゃっているのかな。
週末にでもその部分がどんな構造になっているか調べてみます。
投稿: ita | 2008年4月16日 (水) 05時31分
>itaさん
やっぱり、短いほうは抜けないつくりなのですね。
うちのは抜けてしまうのです。たぶん、欠けてしまっているのでしょうね。だから、ヒンジ側にロッドが残ってしまい、ピンが落ちてしまう・・・というわけです。
Eリングかなにかで固定させていたのかな・・・と想像してるんですが、この手の汎用部品はないでしょうから、径のあうネジを切り落とし、内側にナットでも噛ませようかな、と考えているところだったんですよ。
参考までに正常な構造、お時間あるときにチェックいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。
投稿: じょん@高崎 | 2008年4月16日 (水) 23時54分