ハンドプレスとキャットタワー
先日、形にはなったものの底板の強度不足が明らかになってしまったハンドプレス。
ようやく、対策を施しました。
どうしようかは色々考えました。溶接で補強するのがまぁ真っ当な方法だけども
それだとまたyosiko2さんの手を煩わせる事になるし。(^^;
ここは自力解決を目指しましょう、ってことで取った手段は「底板を木材で補強」
元々、底板の鉄板の下には木をベースに入れるつもりでしたから、そこの部分の見直しです。
それなりの強度を保たせるので、選んだ材料は厚さ40mmのタモ集成材。
こんな厚いのは近所のホームセンターでは無いので、四国の木材屋さんから調達しました。
当初案では木ねじでちょいと止める程度で考えてましたが、木材を強度メンバーにするために
通しボルトで締め上げる構造に。
なので、裏面はナット用に座グリ入れてます。
さらに木材側の面圧を落とすために、大きな座金をかませてあります。
完成して、抜き型でのテストをやってみると...「よっしゃ~(^^)v」
私的にはこの程度のパワーが出せれば十分十分。
高さを調整するためにこんなパーツを用意しています。
プレス機構にトグルクランプを使っていますので、パワーが最大に増幅される位置を
うまく使うために、高さを微妙に調整する必要があるんですよ。
このパーツを組み合わせてベストな位置で使う訳です。
そうすることで、こんな風に菱目打ちでの穴開けもサクっといけます。
***
木工作業をやっていたら、「ついでにこれもお願い」、と頼まれたのはキャットタワーの増築。
現状はこんな形。2段目から直接畳に飛び降りるので、下の段を拡張して、ワンクッション置きたい、との事らしい。
かぼすの目が覚めてから工事開始だな。(^^;
で、いきなり完成形ですが、こんな風になりました。
ゆずくんがさっそくの強度テスト。
新しい物にはなかなか乗ってくれないのに、今日は珍しい。(^^;
「オレにも乗らせろ」とかぼすが乱入
「取ったど~」と仁王立ち。かぼす、目が光って怖い。(笑)
取りあえず、使用者2名はご満足な様子です。(笑)
| 固定リンク
「その他」カテゴリの記事
- 3本目の光ファイバー(2019.07.20)
- 雨の休日(2019.07.07)
- 本人備忘録(^^;(2019.02.24)
- ボール盤のドリルチャック交換(2019.01.19)
- からくり物干しのメンテ(2018.09.15)
「革」カテゴリの記事
- 雨の休日(2019.07.07)
- CNC計画 vol.39 集塵フード復旧(2019.06.02)
- 大工仕事(2019.04.14)
- 蓋付きのベルトポーチ(2019.03.17)
- shopオープン!(してました(^^;)(2018.10.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
師匠 さすがです!
ちょいと気になってタモ集製材のヤング率ググッたら
なんと110GPaもあるんですね
治具屋さんが鉄と木のハイブリッドで設計することは無いので
ちょっと驚きです
これなら片持ちキャットタワー先端に ゆず君乗っても大丈夫ですねw
投稿: shu | 2016年6月13日 (月) 22時03分
>shuさん
私も本業ではsteelしか使わないですからねぇ。
これが趣味の世界だと木材も、時には革も使っちゃいますよ。(笑)
でもyosiko2さんとこで溶接ができなければ型抜きは諦めて、木材のみで簡易プレスになってたかもね。
キャットタワー、写真では見えづらいですが先端部は壁からL字の棚受けで受けてますよ。
片持ちではさすがに無理。上から飛び降りて来るし。(^^;)
投稿: ita | 2016年6月14日 (火) 07時17分