ハンドプレス ver.2
「ハンドプレスが欲しい」とのご依頼を受けました。
そこそこの金額になってしまうので、私の使っている物をレンタルして使えるのかどうか
確認をしてもらいました。
その結果、製作にゴーサインが出ましたので部品の調達開始。
前回は自社の工場のスクラップを使いましたが、今回はお付き合いのある別の鉄工所に依頼。
そしたら「75x40の角パイプは在庫無いから75x75でいいか?」って。
そこまでの強度は必要ないんだけど、それでOK!(^^;
前回の失敗を生かし今回はベース部分の強度を上げるために125x65のC形鋼を伏せて使います。
さらに底に4.5tの板材を溶接固定。これで「ロ」の字形状となるため強度的には申し分ない状態。
写真で右隅が変な色になっている箇所は、なぜだかC形鋼の表面がひけていたのでパテ埋めしてます。
ここは荷重がかかる場所では無いので見た目対策です。(^^;
機能的には上の写真の状態で何ら問題無いのですが、ベースが鋼材のままだと机に置いた際に
キズを付けてしまうので木材でくるむ事にしました。
それも単純に「底板」と「側板」の構造にすればいいのでしょうが、なにせGW、休みが続くので
見た目に凝ってみる事に。(笑)
ところがここで大チョンボ発覚。
長手の側板の縦方向に、必要の無いR加工をやってしまった~。(^^;
この日はショックで作業中止。(笑)
このブサイク状態で勘弁してもらおうか、とか不埒な考えが頭をよぎりましたが結局翌日に作り直し。(^^;
加工が終了してステインで着色。色は私の好きな「マホガニーブラウン」です。
それから3回ほどニスを塗って仕上げ~
と、思いきや、組立してみたらなんと真ん中の鉄部よりも側板の木材が高い箇所がある!
「うっそ~(;_;)」
確認したはずなのに何やってるんでしょ?(^^;
手直し方策を考えましたが結局は組んだ状態で上面全体をサンダー掛け。
ニスもステインも塗装も全部落ちるけどしゃあない。
ここではショックのあまり写真も撮ってないです。(^^;
それでもなんとか仕上げ作業まで持ち込んで、完成。
ハンドプレス1号機と比べてベース部の厚みが強度アップのキモです。
ベースの板が側面からは見えないってのもこだわりポイント。(笑)
机の上のゴタゴタにあった中で一番厚くて固い革で型抜きテスト。
さすがに一発では抜けなかったものの、押す位置を変えて何度か押す事で抜けました。
本体が撓む感じもほとんど無し。私もこっちの方がイイなぁ。(^^;
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コメント
一目でわかるV-upぶりですね
こちらも量産化して通販してはどうでしょう?・・・って需要があるのかわ知りませんが(^-^;
投稿: taku | 2017年5月 7日 (日) 05時31分
>takuさん
でしょう。(笑)
強度UPバージョンは作ってみたいなと図面は書いてあったんですよ。
そこへ製作依頼の話が来たので、じゃこっちで、と。(^^;
これはマニアックな世界なのでそんなに需要は無いでしょうね。
それとほとんどが外注製作になってしまうので私的には今ひとつ。(^^;
投稿: ita | 2017年5月 7日 (日) 16時38分