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本日の木工作品

しかし、自転車の話題はとんと出てこなくなったね。(^^;
暖かくなったら見てやらないとサビてるかもなぁ。

ここんとこ木を素材に使った加工ばっかり。
というか、そっち方面の依頼が多い。

今日は姪っ子からの依頼で「踏み台」です。
姪っ子のとこの子供は今月で想定2才。オリンピックみたいに4年に一度しか誕生日がやって来ない不憫な子なのよ。(^^;
で、洗面所とかで子供が使う踏み台が欲しいって。

デザイン的なものはネットで見つけた形を参考に。高さとかも。
材料はいつものパイン集成材。
当初はニス仕上げを考えていたので、踏み面の滑り止めをどうしようかと。
私の作った踏み台で足を滑らせて落っこちた!なんて事態は絶対ダメだし。(^^;

色々考えた末に、縞鋼板模様を採用することに。これなら加工時間も短いし、実用的かな、と。
縞目を凸にする事も考えたけど、さすがにそれは却下。(^^;
20180211_002_800

組立中の写真を撮っていなかったので、いきなり最後の方の工程です。
ネジの頭を隠すためにダボを打ち込めるように少し大きな径の穴をあけてあります。
丸棒をたたき込んで根元をノコでカット。
アクセントになるように丸棒は色を変えてマホガニーの丸棒を使っています。
20180218_002_800

20180218_003_800

これで組立は完了。これからサンディング作業へ。120→240→400番とペーパーの番手を
上げつつサンディング。
20180218_004_800

仕上げはこちらを使う事にしました。「オスモカラー」
子供が使うという事と、ニス塗りじゃなくて木の質感を残したいな、と考えていてこれを思い出しました。
ドイツの製品で、自然の植物油と植物オイルから出来ていて、これで塗った物を赤ちゃんが舐めても無害というものです。
確か食品衛生法の基準もクリアしていたはず。(食器に使える)
そして、木に浸透して木材の呼吸を妨げないけど撥水性はあるという優れもの。
ずいぶん前に一度使った事があったので思い出した次第。
20180218_005_800

ただ、ちょっとお高い。(^^;
この缶で0.375mLなんだけど、これで\4,000。塗装可能面積はかなり広いので、まぁしょうがないか、と。
以前はこのサイズの缶が無かったので倍の容量だったけど結局使い切れなかったし。

薄く塗って、少し経ったら余分な分をウエスで拭き取っていきます。
乾燥に必要な時間はかなり長くて12時間。今の時期だと気温も低いのでもっとかかるでしょうね。
乾くまでは少し油の臭いがします。乾くと臭いはなくなるけど。
20180218_007_800_2

来週、2回目を塗って、乾燥させて完成かな。

***
以前作った小箱を使っているところの写真が送られて来ました。
実は毛糸の玉を入れて使う箱なんです。
編み物をするときに毛糸玉が転がって行かないようにする入れ物に「ヤーンボウル」ってのがあるらしく
「これ、作れない?」って聞かれて、「ボウルは無理だけど、箱なら作れる」って事でこれを作りました。
箱にしちゃうと中が見えないのでアクリルの窓を付けて、さらに上面、側面のどちらからでも
糸を出せるようにしてあります。
Dsc_1744_800

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木工」カテゴリの記事

コメント

だんだんと一品制作物っぽくなってる!普通滑り止めは2~3本の溝掘りですよ~。

投稿: cappuccino | 2018年2月19日 (月) 14時18分

>Cappuccinoさん
やっぱりそう?(笑)
2,3本ミゾ掘ってゴムを埋め込むとかも考えたんだけど、
結局CNCでムダに意匠を凝らすことになりました。(笑)

だってそれ以外はジグソーとドリルとトリマーだもんで
今までの木工になっちゃうんだもの。(^^;

投稿: ita | 2018年2月19日 (月) 19時57分

ほほう、毛糸の玉を入れるのね(^^;。それは知りませんでした。
編み物はリリアンしかやったことないしバキ

投稿: ふぁいばー | 2018年2月20日 (火) 20時47分

だいぶCNC慣れて酷使し始めてきた感じですねー
加工精度と自由度が桁違いに上がって、今まで出来なかった事が出来ると楽しいですよねー
無理して手作業じゃ出来ない事やりたくなる(笑)

投稿: (さ) | 2018年2月20日 (火) 21時28分

>ふぁいばーさん
リリアン、懐かしい。(笑)

編み物のお師匠さんに頼まれました。
ただ、糸の取り出し口が穴だけだと途中で取り出せないとダメ出しが。(^^;
次回作は(次の依頼もすでにあり)その辺を改良しないと。

>(さ)さん
ほんと、週末が楽しいです。(笑)
ついつい余計な手間をかけるような設計になります。(^^;

今設計しているのは、あられ組のような継ぎ手をCNC加工でやってみようかと。
これだけで完全にはできないけど、手加工を極力減らして精度上げられるやり方を模索中。

投稿: ita | 2018年2月25日 (日) 17時23分

CNCって「絶対出来ない&事実上無理」っていうモノ以外、頭ひねってやり方考えればなんとかなりそう。っていうのが多くて、その絶妙な難易度具合がものづくり的には面白いんですよねー
しかも精度が出るため、削り出したモノも満足出来る。
手加工の微妙なアナログ具合も味ではあるんですが、私はCNCでのビシッとしたデジタルな感じが大好きです。
あとセッティングすれば半自動で作ってくれるところ(笑)

投稿: (さ) | 2018年2月25日 (日) 20時40分

>(さ)さん
同感です。(^_^)
手作業の「味」もいいけど、やっぱり、図面通りに物が出来上がるっていうのが最高!

最近はトリマー加工用のテンプレート作りにも活用してます。
木工だと大きさ、高さでCNCに載らない事があるので、従来のトリマーでやる事になるんだけど、その倣い加工用のテンプレートが正確に作れる。
今まで、そのテンプレートをジグソーとヤスリで作る事になるので精度なんて全然期待できなかったし。(笑)


投稿: ita | 2018年2月26日 (月) 06時40分

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