CNC計画 vol.38 集塵フード粉砕
自らの不注意で集塵フードを粉砕してしまいました。(^^;
今回、今までに無いほどの深い削り込み(深さ42mmほど)を行っていました。
昨日も同じような物を削って問題無く終了していたので、油断してました。
延べで9時間ほどかけての荒削り。そろそろ終わるかな?と見に行くと
写真のような状態で、最初は何が起きたのか理解できませんでした。
削っていた品物が無い!集塵フードも無い(途中の接着部分から分解していた)
もうバラバラな状態。
その瞬間を目撃しなかったのは幸か不幸か。(^^;
こんな事があるから、動かしっぱなしで留守にはできないよね。
ヘタしたら火を出す可能性だってあるし。(^^;
色々考えて思い当たる原因にたどり着きました。
最近はいつもZ軸の動作に関係しない集塵フードを使っていたのですが
深削りを行ったためスピンドル本体とフードが干渉し、フードの接着部分が剥がれ
エンドミルに巻き込まれ、その力でワークをクランプごと吹っ飛ばしこの無残な状態に
なってしまったのだろう、と。
フードの固定位置によって数mmのクリアランスが確保できたはずでした。
昨日はそれをちゃんと確認したので大丈夫だったのに。(^^;
フードもあちこち削れ、穴が開きこんな無残な姿に。
さすがにショックがでかい。
せっかくここまで削った物も、原点位置がわからなくなってしまったので
ここから切削を継続しても位置がズレちゃうだろうなぁ。(^^;
また一からやり直しだよなぁ。集塵フードも作り直さないと。
数週間後戻りな感じ。あ~ぁ。
いつぞやの(さ)さんからの指摘じゃないけど、最近の物作りのかなりの部分を
CNCに依存してるからなぁ。早いとこ復旧させないと。
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コメント
これはクランプが足りずにワークが動いて、集塵フード巻き込んでズガガガガ!と逝ったのかな?
CNCで作ったものは同じ物を作り直す事出来るけど、めちゃくちゃ苦労した切削物をもう1度削り出すってキツイですよね
こういう形状の木材なら私の場合、負荷切削でF600、z3~5mmくらい、削り幅0.5mmくらいで荒削りして、R状のところは走査線かな
2~3時間くらいで行けそうな気がします。
でもz42mmはうちのだとエンドミルの固定位置から考えないと無理ですわー
投稿: (さ) | 2019年5月19日 (日) 22時27分
>(さ)さん
クランプ力というより、スピンドルモーター本体が集塵フードにぶつかった、というのが原因ですね。
長時間の加工を問題なくこなし、一番下の方の削りに入ったとところでZ軸の下降ストロークが
本体とフードの間のクリアランスを食いつぶしてバキっ!と。(^^;
Fusion360のシュミレーションでは3時間ちょっとだったのですが、実際に始めたら
8時間もかかりました。なんでだろうなぁ。
負荷制御でZ軸の削り込みを3~5mmも行くんだ。私は1mm程度ですよ。さすがにこれは
余裕あるとは思っているけど。
次回はもっとガッツリいってみますか。
機械的にはまだまだいけるけど(Z軸切込み)長いエンドミルが無いし。
今回のために全長が70mmもあるボールエンドミルを買いましたよ。(^^;
投稿: ita | 2019年5月20日 (月) 08時07分
エンドミルの径と同じ溝だと負荷がかかるのでダメですが、この形状ならワークの外側から垂直にエンドミルを下げて切削開始出来るので、木材ですしz値は大きく、ランプパスもなく高速で楽にいけますね。
Fusion360のシミュレーション時間と実際の切削時間のズレは、2つの理由があります。
1.我々のCNCだとスピンドルモーターが移動する際、最高速になるまでのアクセル値が小さいため
2.各切削メニューのパス-公差の値が小さく、円滑化がされてないor円滑化の値が小さい
CAMパスにたくさんの制御点がある3D切削などでは、F600としても細かい切削部分はF100~200くらいに落ちます。
スピンドルモーターだったりコントロール基盤の性能なんかで、スピンドルモーターの最高速になるまでにラグというかレイテンシみたいなアクセル値があるためです。
なので、公差0.05、円滑化0.05くらいにすると、CAMパスの制御点が減るので、FeedRateが下がりづらくシミュレーション時間に近づきます。
あとは走査線切削の進入動作とか、z軸の退避動作とか最適化していくと、びっくりするほど切削時間が短くなります。
Fusion360の退避動作はちょっと設定しづらいのが残念なところなんですが(;´∀`)
投稿: (さ) | 2019年5月20日 (月) 22時24分
>(さ)さん
お~なるほど。まだ私は臨機応変に行けるほどのスキルが無く、こういうアドバイスは非常に助かります。
そうだよね、ワークの外側で下降するならばランプする必要は無いのか。メモメモ
メニューに出てる事の意味もよく理解できていないからなぁ。(^^;
公差を落とすのもありか。さっそく試してみよう。
2.5D切削で使っているCut2DとかVcarveはそれなりに使えるようになって来て
こうすれば余計な時間がかからないという事を経験で学んで来てますが
Fusion360はまだまだで、ようやく削れるというレベル。
ほんと、一度ちゃんとした講習会でも受けてみたいなぁと思いつつ受講料を見てパス~。(笑)
投稿: ita | 2019年5月21日 (火) 08時39分