カテゴリー「パーツ・メンテナンス」の348件の記事

油圧ホースルーティング

先週完成した「暗黒speed 油圧disk」
フロント側の油圧ホースの取り回しが今ひとつなので手を入れました。
まあ、写真にあるようにホースガイドを付けただけですが。(^^;
始め、ホースをフォークの内側に通す事も試してみましたが、フロント側のホースと
束ねたときにタイヤの上部に干渉しそうだったので見送り。
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今回選んだブレーキキャリパーはシマノのBR-RS785なんですが、フロント側だけは
BR-R785の方が良かったかも。
「RS」と「R」の違いは油圧ホースの接続位置と接続方法。
Brrs785Brr785 

ロードバイクだとフロントフォークの長さがあるので、その間で取り回しをなんとでもできますが
小径車だとフォークが短くその距離が無い。(^^;
右の写真のようにホースの接続がキャリパー本体の左側にあるとフロントフォークに干渉すること無く
自然に上側へ持って行けると思います。
ただ、ホースは先端にバンジョーと呼ばれる金具が付いた物を使わないといけませんけどね。
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取りあえずはこれで良しとしましょう。(^^;
ワイヤーと違ってホースはかなり無理な曲げをしても(潰れない限り)力は伝わりますし。

リアのホースクランプはこんな方法を採りました。
インシュロックの正しくない使い方?(笑)
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フロントフォーク交換

speed diskのフロントフォークを交換しました。
安価で購入した元のフォーク、強度的に不安があったのとディスク台座のトップが
球面だったのでフェーシングしても設置面積が増やせず締め込んだ時に安定しません。
今回、代替え用として良さげなフォークを紹介してもらったので買ってみました。
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ロードバイクのフォーク交換ならコラムカット程度の加工だけで済みますが
dahonに使用するとなるとそうはいきません。
ヘッドの直上でコラムをクランプしますが、そこから長いステムを経てハンドルクランプと
なるためクランプ部にはテコの原理で大きな力が加わります。
そのためコラム内にアンカーを挿入し、強い締め付け力を掛けてもコラムが潰れないようにします。
普通のとこじゃこの加工ができないので安易にカーボンフォークに交換してトラブルを起こす事が
少なくないようです。

フォークコラムは外径に関しては精度が必要ですが、内径はそうではありません。
なのでコラムの内側は物によって色々。単純な円筒が入るとは限りません。
今回のフォークもそうでした。なので旋盤で削りながら挿入具合を調整しつつ加工していきます。
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最終的に仕上がった形がこちら。
こんな形を現物合わせしながら加工できるなんてyosiko2さんしかいないでしょ?
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これをエポキシ系の接着剤で長さを合わせて切断済みのコラムに接着します。
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ディスク台座のフェーシングもやっておきます。
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期待通り、今度のフォークは良さそうです。実際、この後のブレーキの取付も一発で
位置出し完了でした。
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あとは前回同様、フォークエンドのスルーアクスル化。
開口部に芯材となるSUSの針金を設置し、特製治具を使って開口部を塞ぎます。
時間がなかったので、仕上げ、塗装は後日に。
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外側の凹部には削り出したアルミの座金を接着します。
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無事完成して恒例の旋盤前での記念写真。
yosiko2さん、いつもありがとうございます。
え?「さっさと油圧ブレーキにしろ!」って?
「本件検討事案におきましては可及的速やかなる前向きな検討をした上で
大蔵大臣に予算案を提出し...」
と官僚的な回答でお茶を濁しておきましょう。バキッ!!☆/(x_x)
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フロアポンプ交代

フロアポンプがエアー漏れするようになったので代替わりしました。
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今までのがサーファスのFP-200、今度のはFP-200SE、バージョンアップ版ってとこでしょうか。
パナソニックのワンタッチの口金もちょっと興味あったんだけど、家のにはKCNCのヘッドを
付けていて、先日パッキンを交換したばかりなので引き続きそれを使いましょ、という事でFP-200SEに決定。

早速、ヘッド部分はホースをカットして付け替え。
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今度のは圧力計の口径が大きくなって(老眼でも)見やすいのがいいね。
圧力計が上の方にあるのも重要です。(^^;
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あと、使わないときにホースを固定する部分が前のはヘッドの太いとこをクランプする形だったのに対し、
今度はホースをクランプするようになっていた。これだとヘッドを交換しても問題無く使えるのが
地味にうれしい。(笑)
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フレーム溶接

yosiko2さんから「テラさんのポケロケの作業するので秘密基地へ来ない?」とのお誘いを受け
連休初日の土曜日に行って来ました。
自分の自転車は特にする事は無いので持って行きませんでしたが、車には1本のフレームが。
じて吉の仲間の方の「クロモリフレームが折れちゃったので修理できない?」ってヘルプが。
金曜日の夜、じて吉に預けてあるというフレームを引き取って、翌朝早朝秘密基地へ。

まずは患部の調査。ディレイラー側のチェーンステーのエンド金具の差し込み部が
終わった辺りで破断してます。
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水抜きの穴があるので、そこを起点にして徐々にクラックが広がったんでしょうね。
破断面がギザギザしてるのは徐々に少しずつ広がって行った証拠。
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ちなみにアンカーでは「修理できません」と言われたそうな。(^^;
オーナーのYさん、10年以上使っている思い入れのあるフレームなのでなんとか復活させたい、と。
で、S崎くん経由で私のとこに話が届いた次第。
ちょうど秘密基地へ行くタイミングだったので、金曜日の夜にフレームを引き取って来ました。

まずはパイプの中に差し込む中子「補強材」を作ります。
その辺に転がっていた(^^;鉄の丸棒(たぶん硬い工具鋼)を旋盤で削って
そこからはサンダーで楕円形に形を整えていきます。
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中子を入れた状態
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溶接する部分の周囲の塗装を剥がします。
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溶接定盤に仮置き
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中子と接合部がずれないように仮付けした後、接合部に開先を取ります。
こうしてパイプ同士だけでなく中子も溶けて三位一体となるようにする訳です。
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そして本溶接
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溶接完了後、サンダーでビードを削り溶接した痕跡が判らないようにします。
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最後はフレームに火を入れた(熱をかけた)ので歪みが出ているかもしれないので
調整を行います。 このフレームはしっかりしていて修正も難儀なくらい。(^^;
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バッチリ修正できました。
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で、本来は溶接だけで終わりのはずだったのですが、
次の塗装編に続く。(笑)

ちなみに、いかにも私がやった風に書いてますが、施工は全てyosiko2さんです。
私は「そこ押さえてて」「はいはい」ってな感じの助手でした。(^^;

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出動準備

だいぶ気候も暖かくなり、そろそろ自転車でお出かけしようかな。
ほとんど乗っていないのにキズだけは増えているという暗黒speed
取りあえずタッチアップしておくか。

何年振りに使うのか判らないエアブラシ。ちゃんと使えた。(^^)v
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フレームを塗った時に塗料を分けてもらったんだけど、ちょっと色目が違う感じ。
ま、いっか。(^^;
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ドロップハンドルだと折り畳む時に外して、さらにそれがフレームにキズを付ける原因に。
それで先日来アクリルを削り出して折り畳んだ時用のハンドルバーレストを作っていたのですが...
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4面加工した力作だったけど、フレームへの固定方法が今ひとつで不採用。(^^;
だってこの位置でしっかり固定できていないと走行中にホイールへ巻き込む可能性が...。

だもんで試作用にケミカルウッドで作ったこちらに上半分を追加して、ステムに差し込める構造にして
畳んだ時だけハンドルに取り付けて使う事に。
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折り畳んだ時のハンドル位置はここで~す。
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肝心の部分はこうなってます。これでフレームにキズが入るのを防げるし、
輪行時にハンドルもガタつかず安定するでしょう。
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先週の箱作りも着々と進んでおります。
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さらにカミさんからサイクロン掃除機のダストパックの分解掃除を命じられました。
全部バラしてみたら、これがまた部品点数の多いこと。(^^;
洗って、干して、組み立てようとしたら「あれ、どの順番だっけ?」
なんとか組んだんだけど、ネジが5本も余ってるし。(爆)
何度かバラしてようやく間違いを発見し、無事完成。
これで吸い込みが良くなったらたびたびやらされそうだなぁ。(^^;
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友のペダルを使おう

ひと月程前、大阪のゆっきょさんから「Ezy Promenadeペダルの中古を送るので暗技研で
使ってくれる人がいたらよしなに使って欲しい」との連絡が。
そして届いたのがこちら。アダプタの予備まで付いてました。ありがとうございます。
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でも、私のBroのペダルは交換したばっかりだし~。あれ?ブログに書いて無かった?
Bro純正の折り畳みペダルがいまひとつでEzy Compactに替えていたんですよ。
ただ、その時お店にPromenadeの在庫が無かったのでCompactを選んだんだけど、
ほんとはPromenadeの方が良かった。(^^;

それじゃあ、いただいたペダルは私が使って、Compactを誰かにあげちゃおう。(^^;
で、Broの場合、右のペダルは外せなくても支障はないので(one side ezyという名称で
左だけ外せる仕様がある)
これもそうしちゃおう。って、なんか以前もそんなのやった事があったなぁ...。遠い目。(笑)

早速三ヶ島から右の軸を取り寄せ。ついでにペダルキャップも。
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軸交換ついでにオーバーホール。おお、ちゃんとデュラグリスが残ってますがな。
きちんとメンテされてますね。さすがはゆっきょさん。
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ベアリングレースもきれいでした。
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せっかくだからアダプタもお掃除。
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オーバーホールが完了したのでEzy Compactを外して...
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Ezy Promenadeを取付
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輪行時に取り外した左のペダルはここへ付けておきます。
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Ezy Compactは走行距離10kmでお役御免。(^^;
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これはBroでしか使えないからBro乗りな友達にあげることにしよう。(^^)

届いた箱に紐が入っていました。
なんでもゆっきょさんがサイクリングで寄る信貴山のとこにある神社のもので、それを身体の具合の悪いとこへ
結わえておくといいことがあるとか。ありがたいお心遣いに感謝です。
足に巻きたいとこだけど、ズボンのベルトループに結わえておきました。いいことあるかな?

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振れ取り台 バージョンUP!

我が家の自作振れ取り台。 当初から振れ量検知はダイヤルゲージを使っておりましたが、先端の接触子がほぼ点接触。
ダイヤルゲージを普通の用途に使う分には問題無いんだけど
(こないだ会社で「ダイヤルゲージを普通に持っている人っていないでしょ?」って言われたよ。(^^;)
振れ取りで振れながら回転しているリムへ当てるにはちと不安定。
パークツールの振れ取り台にのオプションのダイヤルゲージにはローラーが付いているんですよ。

と言うことで作りましょ。(笑)
当初の予定ではアクリル削り出しだったけど、ホームセンターでちょうど良さそうなサイズのコの字形のアルミを見つけたので予定変更。
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横振れ用のローラーはベアリングのみ、縦振れ用はパイプの中にベアリングを2個、内部にアクリル削り出しの
外輪スペーサーを入れてあります。
軸にM3ネジを使うと外径が0.1mmほど小さくてその分ガタが出るのでφ3の磨き丸棒をチョイス。
ローラー横のスペーサーはタミヤ製。会社帰りに新橋のプラモデルファクトリーでゲット。(^^;
取付用のネジはM2.5xP0.4という変なサイズ。小ねじとタップまで買っちゃったよ。
でも、ダイヤルゲージの先端はどこのメーカーもこのサイズみたいですね。
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これをダイヤルゲージに取り付けて
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いざ、振れ取りでござる。
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床置きだと見づらいので机の上に。
なんか机がゴチャゴチャ汚いねぇ。(^^;掃除しないと。
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センターもバッチリ出たので、これにて完了。
次に振れ取り台が出て来るのはいつになる事やら。(^^;
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マスクで顔を隠した秘密の集会

今日はタイトルの怪しい集会に参加して来ました。
ま、こんな感じの怪しさですね。(笑)
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写真のとおり、こないだバラして下塗りしたフレームの塗装をするために八王子のROSSOまで行って来た次第。

もっとも、私が塗装作業したのはこんな単純な形状の部分だけ。(^^;
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事前に色見本で塗装色を選び、塗料を準備してもらいましたので紫電改パープルになるのは避けられました。(笑)

後は嵐さんとミッチーさんの二人の匠にお任せ。
特に2液ウレタンクリアは手早く一発で決めないと行けないって事で、私は見てるだけ。
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おかげさまでキレイに仕上がりました。
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お二人のご尽力に感謝。
このまま数日間、塗料の硬化を待ちます。ほんとは引き取りに行かなきゃいけないんだけど、
さすがに八王子は遠いので、送ってもらう事にしました。(^^;

***
そういえば、こちらのブログで書くのを忘れてた。(^^;
old dahonは無事ヤフオクで落札されまして、新たなご主人様の元へ旅立って行きました。
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この自転車にはずいぶん長い期間に渡って楽しませてもらいました。
考えてみると、うちの自転車ってそんな感じで長~く使っている物ばっかりだなぁ。(^^;
新車を買うよりも、今回塗装したspeedみたいに、自分であれこれいじり尽くしてひとつのフレームを
長く楽しむってのが私のスタイル。(笑)

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暗黒speed復活への道、その1

2年ほど前から秘密基地に置きっぱなしで半ば忘れられていた初代暗黒speed。
ひょんなきっかけで復活することに。

元々、yosiko2さんと「speedはクロモリフレームだから台座を溶接してディスクブレーキ化
出来るよね」って話があり、私が乗れない間は家で外保管するよりは屋内保管ができる
秘密基地へ置かせてもらっていた次第。
そこへ先日、嵐さんが「これいらんかえ~」と持って来たのが今は入手できないはずの
アメクラのディスクハブのフロント&リア。
その時は見送りしたのですが、よく考えたらこれはいいきっかけかもしれないと購入することに。

ディスクハブを買った話をyosiko2さんに伝えたところ、その数日後facebookに写真がアップされた。
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あ~れ~、仕事早すぎでしょ?(^^;
早速、土曜日に秘密基地へ行って必要な作業を実施。

まずはスポークカット。ここではホイール組はせずにカットのみ。
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フレームのチェックをするとヒンジのガタが結構大きい。
yosiko2さんから「ヒンジのピンをサイズアップして補修する」という方針が。
ただこの年式のヒンジはピンにタップがたっておらず、そのままではピンを抜く事ができない。
なのでフレームに穴を開けてピンを叩いて取り出します。
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その後、元のピン径φ8mmに対しφ8.3のリーマで穴を加工。その径でピンも削り出してくれました。
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ヒンジの問題は解決したので、サビが浮いてる箇所を塗装毎剥がしプラサフ吹きました。
所々元の塗膜が欠けている箇所があるので、そこはパテ仕上げした方が良いとのアドバイスをいただき昨日はここまで。
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今日、パテで補修した後、プラサフを全体に吹き付けました。
途中から雨が降り出したので水研ぎはまた後日です。
今回の上塗りは嵐さん工房で2液ウレタンで塗る予定。色を指定して塗料の手配を
お願いしておきました。
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塗装が一段落したので、今度はホイール組。
スポーク長が色々なので図面をにらみながら組んで行きます。
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振れ取り台も久々の登場。カミさんに「じゃまだから捨てたら?」と言われつづけて早何年。(^^;
これが無いとできない事があるのだよ!(笑)
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フロントホイールはスルーアクスルなので、図面を書いてこんなアダプタも削ってもらいました。
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取りあえずリアは完成したけど、フロントは時間切れで中途で終了。
ヒマをみながらボチボチやるつもり。

なんか、久し振りに「らしい」ブログだよ。もう、こういう話題を書く事は無いだろうと思っていたけど。

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ホイール組の準備

久し振りにホイールを組む事になりました。(自転車に乗ってもいないクセにね。(^^;)
まだハブが手元に無いのと、スポークカットが済んでいませんので組立開始はまだ先です。
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今回はちょっと変則的な組み方をするのでスポーク長はcadで図面を書いて長さを算出しています。
ハブとリムの穴数が違うんですよ。そのため長さが結構バラバラ。(^^;
(注:この図面上の数値はハブの穴中心からリムまでの平面距離。これを穴縁からの距離にして、さらにハブのフランジ巾方向の寸法を加味して三角関数でスポーク長を計算します。)
種類が多すぎても訳わからなくなるので、似たような寸法はまとめてしまって種類を減らしますけど。

普通はやらないでしょうね、こんなの。
面倒くさいのが一番なのと、厳密に言うとスポーク張力にバラつきが出るのでよろしくないかも。(^^;
でも、今回はこれで行く!(笑)
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え?リムはカーボンじゃないのか?って。
それは聞かないで~。(^^; (笑)

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