今朝は「一人朝練」に行くつもりで用意していたけれど、朝起きたらちょっと寒くてついつい録画したTVに見入ってしまい...(^^;
ホームセンターで板材の値段を調べに行くのに車はやめて自転車で「ポタ」
うちの界隈のホームセンターは資材関係の売り場は6:30からやってるので、朝早く行く事が多いんです。
あちこち余計な寄り道をしつつ、なんとか15km。

ようやく、ひとつ懸案事項が済んだので、次のテーマはCNCの防音ボックスかな、と。
絶賛設計作業中。(^^)v
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ここからは小箱のメーキング。
実はこの小箱、2月頃には一度箱の本体は出来上がっていたんですよ。
その後、蓋の構造に悩んでいったんなか休み。
他の事をやっているうちに色々考えて、とうとう一からやり直しをすることに。(^^;
ひとつはヒンジを金物ではなく、木製にしようと。
それと仕上げをニス塗りじゃなくてオスモカラー仕上げにしようと。
そうなると使う木材は集成材じゃなくてムク材だよね、って。
それと前作で発覚したある意味致命的な欠陥への対処。
それは、蓋に穴が開いてるだけだと糸を通した状態で別の糸に交換とかができない、って事。(^^;
少しずつ、バラバラと作っていたので、写真を撮ってない工程が多かった。(^^;
作り直した本体は全く無かったです。
蓋にミゾを作って、必要な時にはそのミゾを開放する事で糸の交換を可能にする構造を考えました。
ただ、それの加工に手間取りました。
スライド部分のミゾの凹凸、ここのはめ合い公差、両面加工が必要で、そのひっくり返し加工時の
原点ズレの問題。結局これのために原点設定用カメラを付ける改造まで行っています。
で、その残骸達...。
ヒンジとスライド部は固い木にしたかったので、色的にもアクセントになるカリン(木の種類)をチョイスしたんだけど、
たくさんムダにしちゃいました。(^^;
それでも機械加工だけでは精度は出せず、結局微妙な加減は手仕上げ必須。
同様にヒンジも苦労してます。ただ、こちらは取り合いが単純なので、スライド機構よりは楽でしたが。
ヒンジのピンにはφ2真鍮丸棒を使ってます。で、それに適合する穴を探すためにドリルを
3種類も買うはめに。ちなみに家にあったφ2のキリでは穴がキツすぎました。
スムーズに動くのを確認したあとは倒れ角の調整。ここからはサンドペーパーを使った手仕上げです。

左右1組が同じ加減に仕上がったところで終了。

ヒンジと、その反対側のスライド機構を天板に取り付けていきます。
ヒンジ側はざぐってあり、スライド側は完全に削り込んであります。

接着剤を塗って固定。
この後、中心部をボールエンドミルで穴加工、スライド側のはみ出している部分はカットします。
蓋が仕上がったところで、いよいよ本体と合体。
位置調整をして、ヒンジを接着固定。
穴には一部を開放する事ができる真鍮リングナスカンをはめてあります。
これで一手間かかりますが糸を外す事が可能です。

スライドバーの先端はストッパーとなっていますが、これは実は思いつき。(^^;
当初はマグネットで固定かなぁ程度に思ってました。
ここは元々長目に作っておいて最後にカットする予定でしたが、 ひらめきの神が降りてきてこんな形に。(^^)
丸いピン形状も含めて厚板からの削り出しで、バーと結合。結果的にいいアクセントになりました。

最後に全部ばらしてオスモカラーで仕上げました。

これで改良点があるとすれば、木製にとことんこだわって前面の窓のアクリル板をやめて
スリットにするとか、穴に付ける真鍮リングを止めて板自体をR加工しちゃう、とか。
でも、正直同じ物はもう作りたくは無いかなぁ。(^^;