CNC計画が発動されました。しかも自作だ!(笑)
CNCフライスというのは、ちとおこがましいけどCNC彫刻機程度にはなるかな。(^^;
何か物を作ろうとする際に、CADで図面を書いてますけど、その寸法通りに作ろうとすると
これが結構難しい。
特に最近は目と指がシンクロしてなくて、思い通りにならないジレンマが。(^^;
CNCフライスというのはXYZの3軸をパソコンからの指令通りに動き、切削を行う装置です。
刃物の付いたスピンドルをレーザーユニットに置き換えればレーザーカッティングマシンにもなる訳です。
自作ならばそういう自由度も高くなり、楽しめます。(^^)v
そんな感じで以前からCNCには興味を持っていたのですがお高くて...。(^^;
(国産でイイなと思っていたのはオリジナルマインドという会社の物なんですが、約20万円ほど)
確か(さ)さんがCNCをお使いだと思い出して聞いて見ることに。
すると中国から安く買えるという事が判りました。
で、色々調べて行くうちに「この程度なら自分で作れるんじゃないかな?」と。
実際にネット上には自作されている方のブログとかが沢山ありました。
そういう情報も参考にしつつ調べを進めると、一番ネックになる(金額的に)と思われたボールねじと
スライドガイド、これが中国製だとかなり安い。
精度的には劣るかもしれないけど、私の用途レベルならば問題無い精度。
それを使う前提で設計を進めてきました。
それで、いくつもの案を検討してようやくひとつ、案としてまとまりました。

真鍮の切削を視野に入れ、ある程度の強度は欲しいので固定の門形フレームを採用。
Y軸は一般的な物とは違いモーター毎動く構造です。これはスピンドルの真下に荷重を支える
ブロックを配置したかったため。そしてこれだと天板と底板の二重構造が必要ないためコストダウンが図れると。←ここ重要(^^;
でも一応、これから門移動タイプの設計も行って、両方を評価して最終決定となるかな?
問題は専門分野ではない制御系なんですが、これはarduinoベースで行くことでこれもコストダウン。
オープンソースハードウェアという事でフリーな環境が揃っているようです。
パソコンとの接続がUSBになるので、パソコン側の制約が無いというのもいい点です。

制御系は事前にソフトも含めた動作チェックをしたいので、先行で手配を進めています。
ステッピングモーターはAliExpressで調達。他にarduinoに刺して使うCNCに特化した基板
「CNCシールド」それに使うモータードライバー「drv8825」も手配しているのですが現状未着です。
それが揃ったらテスト開始です。
ちなみにarduinoは中国製のクローンではなく純正品を使いたかったので、久し振りに秋葉の秋月へ行きました。
店内がずいぶんキレイに整頓されててビックリしちゃった。(笑)
私的には久し振りのビッグプロジェクト。(笑)
設計段階で試行錯誤してるのはとっても楽しくて。(^^)v
私はこういう事をやりたくて、今の職業に就いたのに、最近はそういう仕事から遠ざかってしまい
つまんなかったんですよね。(^^;
まぁ、管理職となるとそうなってしまうのも仕方ないけど、私は生涯一設計屋で行きたいと思ってる。
取りあえず、これでしばらくの間は楽しめるぞ~。(笑)
***
さて、その設計が一段落したので、自転車ネタも進めよう。
old dahonのレストア?でやり残しのグリップの革巻き作業。
その革を用意しました。
以前は単に革を巻いただけでしたが、小技を覚えた今回は滑り止めを兼ねてスタンピング。
スタンピング作業にもハンドプレスが活躍します。

さ、あとはハンドルバーへの取付を残すのみ。