カテゴリー「フロントW」の11件の記事

暗黒な「Tikit」

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とうとうdahon以外のフロントW化に手を出してしまいました。
かめねこさんの Tikit に魔の手が...。(^^;

リヤハブをカプレオに換装。みなさんご存じのようにカプレオハブは
ゴリゴリしていて回転精度はいまひとつ。
まずは玉押し部を研磨。さらにボールをセラミックボールに替えてしまうと
あら不思議、クルクルホイールの出来上がり。
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続いてフロントW化です。
折り畳みに支障がないように、実に絶妙な位置、形状でブラケットを
取り付けてあります。これはyosiko2さんの匠の技によるものです。
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アウター受けはmetro用と同様に、スタンドと共締めのプレートにVブレーキバナナを
取り付けています。
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ハンドルバーには「Hバー」を選択。変速レバーはバーコンを使います。
これが大正解。ハンドル回りが軽く、しかも握りやすい。
バーコンが左右共に付くようになって、かめねこさんも大感激。
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この「暗黒Tikit」、走行性能、折り畳みやすさ、軽量、と輪行キングじゃなかろかと
我々の中でも高評価です。

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スモールパーツ

まずはこれ。
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さて、なんでしょう?
リアディレイラのインデックス調整ネジです。
上から「DURA-ACE」、「ULTEGRA」、「105」ですが、パッと見では
違いが判りません。
ちなみに値段は上から \146、\131、\185 となぜか105が一番高いです。

これはディレイラ本体にネジ込まれているわけですが、そのネジの
サイズは「ユニファイ細目ネジ UNF No.10-32」だと判明。
(なぜだかインチネジ。ミリネジなら工具はあるのに。ちなみに現物を
計って調べました)

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ということで、それ用のタップを購入。
これを何に使うかは...。(え?バレバレですか(^^;)


お察しのとおり、こうなりました。
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アウターエンド一体型プーリー。
ヘリオス用にと思って作成したのですが...。

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ヘリオスはspeedと違い、メインフレームがBBの高さに来るため
高い位置のプーリーにワイヤーを持ってくる事自体に無理があるようです。
そのためこのパーツは残念ながらお蔵入り。(^^;
ヘリオス用は別途Bプランを検討しましょう。

さて本日、暗黒speedの三男坊が誕生しました。
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私のspeedとフレームカラーが同じですが、これは違う車体です。
ハンドルバーをブルホーンに、コンポは105、もちろんホイールは451のR390。

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きっちり畳めるブルホーン仕様です。

もちろん最新仕様のFDプーリー付き。
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ダースベイダーの異名を持つ暗黒speed(次男)と揃い踏み。
私のspeed(長男)がここに無いのが残念でした。(^^;
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暗黒speedの詳細は後日、暗技研サイトにてご紹介いたします。
最近、ちまたで声かけられる事も多い暗黒speed、その(とんでもない)
全貌を明らかに...。

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FDワイヤー受け金具2

先週の残り、ワイヤリングをやっつけましょう。
元々のリヤディレイラ用のワイヤーガイドをアウターエンドとして使用します。
もちろんそのままではアウターが通り抜けてしまうので、私はこんな物を
使いました。
Jagwireの「アジャスティングバレル

これだとワイヤーのテンション調整もできるのでバッチリです。
で、ワイヤーを付けるとこんな感じ。
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シフターを作動させるとワイヤーの動きに合わせプーリーも回転していますので、
プーリー自体の減りは余り気にしなくていいかも。

クランクを取付け、チェーンを張りシフトの調整を行います。
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FDが少し曲がって取り付いていたのでちょいと修正。
シフト動作はバッチリOKです。
フレームを折り畳んだ際のワイヤーの折れ曲がりも許容範囲内です。

従来のようにシートポスト下にワイヤーが通らないのがいいです。
アウターがギヤに接触する心配もないし。

修正して少しスリム形状にした図面を置いておきます。
「ワイヤープーリーブラケット」

注:ヘリオスのフレームに使えるかどうかは未確認です。

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FDワイヤー受け金具

昨日からの自転車掃除も一段落。
分解したついでなのでyosiko2さんが作られていた「FDワイヤー受け金具」の
採寸をして、そのままサクッと製作に入ります。

取付部分の寸法を測り、ラフスケッチで寸法を仮決め。
最初は木材で形を切り出し、外形寸法の確認をします。
左は完成形です。
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それでいけそうならアルミを切り出します。
使用するのはアルミのアングル材。(L60x60x5)
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最近、この類の工作は秘密基地のyosiko2さんにおんぶにだっこなので
機械加工を必要としない物は自分で作ります。
「無いものは自分で作る」のが暗技研の基本ですからね。

プーリーを取り付ける箇所はネジを切ります。
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yosiko2さんはプーリーもアルミから削り出しで作られていましたが、
市販で使えそうな物を見つけました。
樹脂製なのでそのうちワイヤーで削れてミゾができてしまう可能性も
ありますが、とりあえずはこれで。
同じような寸法で金属製の物も見つけていますので、そちらに替えても
いいかもしれません。
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フレームに取り付けた状態がこちら。
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強度を保たせるために5mm厚を使いましたが、これだともっとスリムな
外形にしてもよかったかも。
アウターを固定する部分の細工も必要なので、今日はここまで。

実際にワイヤーを張っての作動テストは来週に持ち越し。
それまではクランクも付けずにこのまんま。

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白い秘密基地

今朝起きて外を見たら一面の銀世界。
今日は秘密基地へ行く予定だったのですが、これでは行けないなと思い、
他の方々に連絡を。
するとtakuさんから「迎えに行きます」との電話が入り、「え~っ」と思うまもなく
車に連れ込まれ秘密基地へ。
Snow_base
積雪は15cmはあったでしょうか。途中ちょっとした(というかかなりの)アクシデントもありましたが 辿り着きました。

まずは、2004SPEED用のFDブラケットの確認です。
Fd001_2 Fd002
Fd003
おお~っ、みごとに一発でドンピシャ。さすがはyosiko2さん、「いい仕事してますねぇ」。
takuさんからは「こんなに簡単に付いちゃつまんないな」という突っ込みもありましたが。

今回は加工にもかなり手間がかかったようですが、(そんな設計ですんません)
仕上がりは「お見事」の一言です。

私の方はというと、とりあえずOLD DAHONをバラバラ状態で持って行きまして
ダッフルバッグから自転車が出てくるというサプライズをお見せしました。
まずはBBタップの立て直し。
Old01_3 Old02

そこへ取り付けるBBをtakuさんからいただきました。
Oldbb02 Oldbb01_2
なんとDURA-ACEのカップ&コーンのBBです。
いきなり高級車へ格上げですね。(^^;

来週にはリヤホイールも入手できると思うので、駆動系の仕様も決められるかな。
フレームは一応全塗装の予定なのでそれが完了しないと組立には入れませんけど。

秘密基地で気が付いた事。
Headmark
takuさんの2004SPEEDなんですが、立派なヘッドマークが付いてるじゃないですか。
やはりDAHONもコストダウンで手抜きになっちゃったんですね。

秘密基地で見つけたレア物。
Metro_shaft
軸の向こうにLEDライトがあります。そう、軸に貫通穴があいています。
部品棚に無造作に置かれていた軸なんですが、takuさんが気が付きました。
聞いてみるとmetroの車軸をクイックにしようと思って作ってみたとの事。
「うっそ~!」
おそるべしyosiko2さんの加工技術。

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2004SPEED用FDブラケット

inaさんとこの掲示板で要望がありましたので、2004年のSPEEDに対応したFDブラケットを
設計してみました。

04speed_fd 07speed_fd1
左:04SPEED、右:07SPEED
トップチューブとシートチューブの接合部の高さが違うため、これまでのFDブラケットは
04SPEEDフレームに付けることができませんでした。
トップチューブの上にブラケットを付けて、そこからステーを下に伸ばす形です。

これがベストかどうか判りませんので、ご意見があればお願いします。
今回はフライス加工を前提として図面書いていますので、金ノコでの自作は難しい(とうか
無理)だと思います。簡易加工バージョンの要望があれば別途考えたいと思います。

04speed_fdb_2 

pdfファイルはこちらから→ 「fd03.pdf」をダウンロード

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秘密基地訪問

台風一過で好天の今日は、yosiko2さんの秘密基地へおじゃましてきました。

当初は車で行くつもりでしたが、せっかくいい天気なので、電車輪行で出かけることに。
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普通の輪行時にはdahon純正のスリップカバーを使用していますが、それだと手でフレームを掴んで運ぶ事になるので、フレームにこんな感じで肩掛けベルトをかけています。
これで肩へかけることができるので、駅での乗換時にも楽勝です。

駅から地図を見ながら走って行き、途中まで迎えにでてもらい秘密基地の中へ案内されます。
フライスと旋盤があると聞いていたので、ホビー仕様の小型の物かなと思っていたのですが、立派な機械がデーンと鎮座していました。

私は自分の持って行った材料を少し加工してもらう、くらいのつもりで行ったのですが、
くだんの図面通りの完成品が置いてあり、「合わせてみましょう」「ありっ?そうなの」
合わせてみると、FDをインナー位置にするとブラケットと干渉します。
注:そうでした、あの図面のままでは少し干渉する箇所があります。要修正です。

Rimg0035 少し削り込み、今度はOK.。内径もきっちりφ39で加工されているので、私の作った物のようにシム調整も必要なく、ピシッと位置も決まります。
私的にはこれでも充分なのですが、「はい」と手渡されたペーパー(紙ヤスリ)
バフ仕上げまでするという事で、シコシコやすっていき、さらにバフで磨きをかけます。
 

Rimg0032 仕上がった物はこんな感じ。
ピカピカです。
 
 
 
 
 
 
 

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ブラケットの方がピカピカ輝いていて、FDの方がかえって汚く、くすんでいます。(^^;
まさに市販品を凌駕する出来映えです。

さらに、この取付ボルト部が座グリされていて、ボルトが引っ込んでいて非常に見栄えがよくなっています。でも図面通りのボルトサイズでは頭の大きさが板厚とほぼ同じなので、座グリはできないはずなんです。聞いてみたら「ボルトの頭を削ってあります」
う~ん、すごい、そこまでやるかって感じ。

機械はもちろん、自転車、バイクと造詣の深い方で、さらにシーバス釣りはプロ級というお話でした。趣味で加工機械をお持ちという強い味方ができましたので、今後もお世話になることがあると思います。

おまけの1枚。フロントフォーク付け根部の補強用部材。
明日のためのその1です。(謎)
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FDブラケットの図面

ちょっとリクエストをいただきましたので、図面を公開します。

まぁ、この図面どおりに作っても、ピタッと収まるかは保証の限りではありません。
特に3番の部品は微妙な微調整が必要ですので、ヤスリ片手にシコシコ削っては
当ててみてを繰り返してフィットさせています。

また、シートチューブの穴径がφ40.5になっていますが、これはmetro用。
speedの場合にはφ39になります。実際にはφ40のホールソーで穴を開けて
いますので、シム(薄い板)を挟んで対応しています。

Fd021

pdfファイルはこちらから→ 「FDbracket02.pdf」をダウンロード

さて、どなたかチャレンジする方はいないかな。

追記 (2007.10.25)
dxfファイルも置いておきます。→ 「FD-bracket02.dxf」をダウンロード

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夏休みの工作

metroからspeedに移植したFDブラケット。取付位置の修正するために再度製作し直しました。ポイントは
・前回の物よりFD取付位置を後ろに10mm移動。
・取付角度を適正にし、チェンリングとFDのスキマを均一に。

材料は10mm厚のアルミ板(A5052)と12mmの角材を使用。
加工は友人のbackさんの工房におじゃまして行いました。
こちらはプロの仕事場なので、機械や塗装ブース等々の設備が揃っています。
作業場にはハーレーがデンっと鎮座し、それとレストア中の古いバイクがもう1台。
(名前忘れちゃいました。)
そうそう、初期型のDAHONも1台あります。(写真撮り忘れた。)

使用したのは帯ノコとボール盤ですが、加工の9割はbackさんがやってくれまして、私は邪魔にならないように見てました。(爆)

ほぼ図面通りの形にはなったのですが、そこから現物合わせの微調整です。
これはうちの玄関前工房でヤスリ片手にひたすらシコシコ削ります。

Fd101_2できたのがこれ。
下左はフラットバー用のFD-R440仕様
下右はロード用です。
2種類作りました。






Fd102 Fd103_5

Rimg0022
フラットバー仕様はよそで試してもらう予定です。

Fd104_2 左:FD-R440
右:FD-R4400
ワイヤーを取り付けるレバーの長さが違うのが判る
でしょうか?
フラットバー用の変速レバーとロードのSTIでは変速1段
分のワイヤーの引き量が異なるので、こうなります。
リヤはどちらも共通なんですが。

そういえば、先日ちょっとした情報を聞き、確かめてみました。
スクエアテーパー(四角勘合)のBBの軸長についてですが
1.軸長107mmと110mm、ギヤ側の長さは同一。
2.軸長110mmと113mm、反ギヤ側長さが同一。
3.軸長113mmと115mm、ギヤ側長さが同一。
4.軸長115mmと118mm、反ギヤ側長さが同一。

うちのspeedは107mmで、クランクとスタンドのクリアランスが極小という場合には110mmにすればチェーン側の関係は変わらず、スタンド側のクリアランスが確保できるということになりますね。
こんな事って知らなかったなぁ。聞いたこともなかったし。

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フロントW化を考える

dahonのバイクをフロントW化する場合に気になるのはチェーンラインの問題でしょうか。
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左はアウター・トップ、右はアウター・ローの状態です。
かなりチェーンがねじれてますね。でも、この状態でクランクを逆回転させてもチェーンが落ちることはありません。
フレームは2007 speed P8、BBは107mmを使用しています。
フロントでのチェーンラインは48.9mm位になっています。

「チェーンが落ちる」という話をよく聞きますが、私はその経験がありません。
FD付けているからかもしれませんが、metroでフロントWのFD無し状態でも落ちた事無いんですよ。
リヤを変速したタイミングでのチェーン落ちならば、変速の瞬間のチェーンのバタつきがそのままフロントのチェーンリングへ到達し、左右どちらかへ落ちると想像できるのですが。
チェーンラインを変えることで解消できるのかどうか、不明です。

BB軸長のベストな数値っていくつなんでしょ?
ちなみに私はクランクを取付た時点で、目視で長い短いを判断しています。
このフレームの時はmetroで使っていた113mmを最初付けて、「あっ、長い」と思ったので、110mmか107mmどちらにしようかと考え、107mmを選びました。(というか買いに走った。)両方手持ちであれば、両方試したかもしれません。
そんな訳で110mmでもいけたかなと思ってます。

107mmだと左クランクとスタンドのクリアランスはギリギリです。
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すきまは2mmあるかないかです。初めは当たってました。スタンドの取付ボルトをゆるめ、少しフレーム側に押し込みながら締め付けています。

次に107mmBBの時にFDは取付られるのかという問題ですが、もちろん付いているわけでして。たぶんこれが限界だと思います。インナー時にFDのリンク部分がシートチューブに干渉していて、これ以上内側には寄せられません。
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黒い樹脂のローラー状の部品が当たっています。でも、この状態でインナー・ロー、インナー・トップと使用できますのでOKです。

私のFD取付ブラケットはFD本体の取付ボルト芯がシートチューブ表面から7.75mmで設計しています。現状の位置では上記のようにこれ以上は寄せられません。
あと10mm位FDを後ろ側にオフセットする手もあるかと思います。そうしたほうが変速性能がよくなるのではないかと考えていますが、まだ実行するに至ってません。
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dahonの場合はこのシートチューブの太さがW化、特にFDの取付でネックになっているかと思いますが、物理的に不可能な話では無いということです。
(もっとも、形状的に難しいというケースもありますが...。)

あと、試してみたいのはホローテック2のクランクを使用できないかどうかですね。
チェーンライン的には問題無いと思うのですが、やってみないと判らないし。
ネット上でも「やったよ」っていうのは見ないし。

あと、私が上げた実例は2007 speed P8のフレームの場合です。
年式が変わると寸法等々変更があるようなので、ご注意ください。

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